東芝と米シスコシステムズは13日、IoT(Internet of Things)分野における協力関係を構築する協議に入ったと発表した。今後両社は、製造、交通・運輸、スマートシティを中心とした産業分野におけるグローバルでのIoT市場向けに共同研究やソリューション開発、事業化の可能性について検討を進めていく。
今回の協業により、両社は、シスコのセキュリティ技術を含むネットワーク環境「フォグコンピューティング(Fog Computing:デバイスとクラウドのデータセンターとの間で、コンピューティング、ストレージ、ネットワークサービスを高度に仮想化する技術)」と、東芝グループの持つ各種デバイスの故障監視やメンテナンスなどを行うエンドポイント管理技術、デバイスから収集した情報を高速に処理するストリームコンピューティング技術、M2M(Machine to Machine)によって大量に発生する情報を蓄積するストレージ技術などを組み合わせて、エッジコンピューティングの普及に向けた技術検証やマーケティング活動、ソリューション提供の実現性について検討を行うという。