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- 2014/05/09 掲載
シリコンバレーで活躍する起業家が語った成功する人の行動原理 「動いてから考える」
世界中の起業家を引きつけるシリコンバレーの魅力
「ベンチャーキャピタルの投資額を比較すると、日本が約1200億円で、アメリカは約3兆円です。これにエンジェル投資家の2兆円を加えて、約5兆円くらいのリスクマネーがシリコンバレーに集まっています。これが多くの起業家を引きつけるのです。さらに、GDP比でわずか1%にも満たない投資によって、ベンチャーが生み出している付加価値が、GDP貢献度20%を超えている。さらに、民間雇用の10%を生んでいる。それだけ社会的なインパクトが大きいのです」(伊佐山氏)
続いて、伊佐山氏から4名のパネリストに対し、シリコンバレーで活動することになったきっかけ、苦労したこと、学んだことなどの質問が投げかけられた。
シリコンバレーで活動することになったきっかけは?
続いて、エバーノート日本法人 会長の外村氏はこう語る。「最初は、それほど志があったわけではないのです。盛り上がっているから来てみた、というのが正直なところです。シリコンバレーには、わくわくする人が非常に多い。日本にいるといろいろと気を遣うことも多いのですが、ここなら、本来、やりたいことにエネルギーを注げます。次から次へと刺激が終わらない場所です」
洗練された電動車いすが注目を集めている気鋭のベンチャー企業、WHILL 共同創業者兼CEO の杉江氏は、「2011年の東京モーターショーで電動車いすを出展したら、アメリカのメーカーからすぐにコンタクトがありました。調べてみたら、アメリカは電動車いすの市場が日本の15倍あることがわかりました。だったら、行ってみようと。自分たちのユーザーが多かったので、やってきたということです」と語った。
トレジャーデータの芳川氏は三井物産の金融投資会社に在籍していた当時、駐在員としてシリコンバレーに生活の基盤があったという。「そこで、いろいろな仲間達と意見をぶつけ合える環境があったのです。私の専門は企業向けの基盤ソフトですが、ビッグデータが盛り上がっていて、人生一回しかないのだから、こんなチャンスはないだろう、というのがきっかけです」と当時を振り返る。
シリコンバレーで苦労したことは? 杞憂だったことは?
ソースネクストの松田氏は「シリコンバレーの拠点のトップを誰にするかで悩みました。本来なら、英語のできる最も優秀な社員を送り込むのが常套手段ですが、やはり、現地の経営者の感性を肌で感じられないとダメだと。なので、私自身が乗り込むことにしたのです。では、日本はどうするかですが、日本には10数年働いている優秀な社員がいましたので、彼らに任せた方が合理的だと判断しました。その結果、全員が自分達で考えるようになり、業績も大きく伸びました。」と語る。
外村氏は「日本でうまくやる人、特に大企業でうまく適応している人は、「先回り心配症候群」になるんだと思います。「何かあったらこうしよう」「もしもうまくいかなかったら、こうやろう」とか。そして、いろいろ考えた挙げ句、いろんなことができなくなる。私自身もそうでした。いまでも覚えていますが、会社をやろとして半年くらい悩んだものの、実際にやってみたら、マイナスは何もなかったのです。やる前から心配している人が、とても多いと思います」
【次ページ】シリコンバレーで活躍できる人の特徴
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