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日本GEは22日、新たなイノベーションを創造する中核拠点として、「GEセンター・フォー・グローバル・イノベーション」を開設。併せて、日本の優れた技術と、グローバルな事業を行うGEとの協業を推進する「日本GE技術公募2014」の開催を発表した。
日本GEは、東京都港区赤坂の日本GE本社内に、顧客やパートナーとの協業を積極的に推進し、新たなイノベーションを創造する中核拠点として、「GEセンター・フォー・グローバル・イノベーション」を開設した。
大人数向けのセミナールームや技術的な議論を深めるエンジニアリングルーム、映像を用いたプレゼンテーション等に利用するルームなど、目的に応じたさまざまな空間をワンフロアに配置。室内には、海外や国内の研究開発拠点やオフィスを結ぶテレビ会議、電話会議システム、タッチパネル式の大型スマートボードや、どのルームからでもアクセスしてさまざまな社内資料や動画コンテンツを閲覧することが可能な専用ネットワークサーバー等を設置されており、アクティブかつスムーズな議論や情報交換を活発にする工夫を行っている。
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同センターの開設に伴い執り行われた開所式では、同社 代表取締役社長 兼 CEOの熊谷 昭彦氏が登壇。「日本にはすばらしい技術がたくさんあり、それを弊社の製品やサービスにいかに活かしていくかが1つの重大な課題だった」とした上で、「本センターは、世界のいろいろな場所にある私どものリサーチセンター/技術センターなどと、日本の優れた技術をつなげる『バーチャルコラボレーションセンター』だ」と紹介した。
また、同センターの開設に併せて、「日本GE技術公募2014」の開催を発表した。技術ライセンス、共同研究開発、購買、製品化など、日本の優れた技術とグローバルな事業を行うGEとで相互補完的なパートナーシップ構築を目指すもので、今回が4回目の実施となる。2012年の前回はおよそ125件の応募があり、そのうち約10件とは協業の検討が進んでいるという。公募は2014年4月30日まで受け付ける。
記者発表会では、GEグローバルリサーチ 日本代表の浅倉 眞司氏が登壇。GE創業者のトーマス・エジソンから同社の歩みを紐解き、「イノベーションはGEのDNA」と語った。実際に研究開発への投資は厚く、「グローバルに研究所の裾野を拡大している」と説明。こうした研究開発力やノウハウを有したGEと、日本の優れた技術を組み合わせて、大きな可能性を導き出すのが狙いとし、「日本の企業、機関、大学などと協力してイノベーションを共に起こし、お互いのビジネスを成長させていきたい」と期待を語った。
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