- 2013/12/16 掲載
2013年3Qの国内サーバシェア、1位は1年ぶりにNECが奪取
今期は、メインフレームの出荷額が前年同期から58.3%増加し、350億円を超えた。四半期の出荷額が350億円を超えたのは、2010年第1四半期(1月~3月)以来のことになるという。今期は、官公庁と金融業向けに、複数の大型案件があったことや、メインフレーム市場が大型のシステム更新需要のピークに来ていることなどが押し上げた。
また、x86サーバの出荷額は、前年同期比で19.4%増加した。2012年第4四半期(10~12月)から4四半期連続のプラス成長となった。x86サーバは、平均単価(総出荷額÷総出荷台数)が上昇している。IDC Japan サーバ リサーチマネージャーの都築 裕之氏は「今期のx86サーバの平均単価は、前四半期(2013年第2四半期[4~6月])から7.1%上昇した。サーバ仮想化の普及からメモリー等の内蔵オプション搭載量が増加していることと、円安により材料費が高くなっていることが平均単価の上昇に影響している」と分析している。
一方、RISC&IA64サーバは、不振が続いている。今期の出荷額は、前年同期から56.9%減少した。2012年第1四半期から7四半期連続のマイナス成長となった。通信業向けの大型案件が一巡し、更新需要の谷間に入っていることと、サーバ集約により導入台数が減少していることが主要因という。
2位は、富士通だった。富士通は、メインフレームとx86サーバが好調だった。メインフレームは、官公庁と金融業向けに大型案件があったという。また、x86サーバは、官公庁、ヘルスケア、金融業、情報サービス等、幅広い業種で大型案件を獲得した。富士通のx86サーバは、2012年第3四半期から5四半期連続のプラス成長となった。
3位は、IBMだった。IBMも、メインフレームとx86サーバが好調だったという。メインフレームは、金融業、官公庁向けに大型案件があった。また、x86サーバは、文教、流通、製造など向けに大型案件があった。
4位は、日立製作所だった。日立製作所の出荷額は、前年同期から小幅減だった。メインフレームとx86サーバは、大型案件がありプラス成長だったが、RISCサーバが前年同期から大幅減となった。前年同期は、官公庁向けにRISCサーバの大型案件があり、今期は、その反動があったという。
5位は、HP。x86サーバの出荷額は、前年同期から増えたが、IA64サーバは、前年同期から半減した。通信業向けの大型案件が一巡した影響があったという。
今回の発表はIDCが発行する「国内サーバ市場 2013年第3四半期の分析」(J13220304)にその詳細がまとめられている。本データは、国内サーバ市場の出荷実績を、製品分野別、ベンダー別、オペレーティングシステム別、ソケットケイパビリティ別など、多種のセグメントカットで提供している。
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