• 2013/12/13 掲載

横浜信用金庫、ISIDの「BANK・R」採用し融資業務システムを刷新

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電通国際情報サービス(以下、ISID)は、横浜信用金庫の融資業務システムを刷新した。このシステムには、ISIDが提供する地域金融機関向け統合ソリューション「BANK・R(バンクアール)」の「格付・自己査定」システムおよび「顧客情報管理」システムが採用された。
 神奈川県東部を主な営業圏とする横浜信用金庫では、これまで業務ごとに管理していた融資関連情報の一元化と融資業務の効率化を目的として、「BANK・R」採用した。

 「BANK・R」は、地域金融機関を対象に、融資・審査や営業チャネル構築、リスク分析など、高い専門性が求められる領域の業務に特化したパッケージ。業務ごとに機能を分けたモジュールによって構成され、業務優先度の高いシステムから段階的にシステムを構築することが可能だ。

 横浜信用金庫では、これまで別のパッケージシステムで格付・自己査定業務を運用していたが、取引先企業の業況変化の都度、査定作業の一部を手入力で行うなど、営業店の作業負荷が高いことが課題となっていたという。「格付・自己査定」システムの導入により、格付から査定までの業務が一連の処理として行われるようになったほか、延滞や財務諸表の取得など、格付や債務者区分を見直すべき事象がシステムから通知されるため、信用事象に対する早期対応や、自己査定作業の効率化・精緻化を図ることが可能になったという。また、「顧客情報管理」システムの導入により、他システムとの連携の柔軟性向上、営業店から本部への業務集約の促進など、運用面が改善されたという。横浜信用金庫では今後、「BANK・R」を中核として、他の融資系業務も含めた情報一元化を図り、業務効率化を推進していく方針だ。

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