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デンソーは3日、農業用ハウス内の温度、湿度、CO2濃度を最適状態に自動制御可能な「農業生産支援システム」を開発したことを発表した。
デンソーは、これまで工場向け制御システムの開発において培った技術を活用し、日本の小面積の農地や高温多湿な気候に対応したシステムを開発した。
今回発表された「農業生産支援システム」は、風向き、風速、日照、降水の有無、およびハウス内の温度、湿度、CO2濃度を計測する各種センサーと、ハウスの天窓・カーテンの開閉、空調装置の制御、ミスト・CO2の発生を行う各種機器に制御信号を出すコントローラーで構成される。
このシステムにより、ユーザーはハウス内外の状況に応じて、年間を通じて植物の生育環境が最適となるようコントローラーが自動的に制御することが可能になる。将来的には、ハウス内の冷暖房も含む熱マネジメントの観点から燃料の効率的使用を実現するシステムも開発されるという。
同社では、すでに今年10月から「農業生産支援システム」のモニター販売を開始。2014年度に本格販売開始を目指す考え。
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