マツダも活用、製品ライフサイクル全体でデータを活用する秘策とは?
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製造業の課題と、解決を阻む組織やシステムの「サイロ化」という現実
もう1つの課題は、カーボンニュートラルをはじめとする各種規制への対応と、それに伴うプロセス非効率化だ。国内はもちろん、世界各国・地域の多様な規制に対応することは、グローバルで事業展開する製造業企業にとっては不可欠だ。そして、こうした課題の解決に向けて重要な取り組みとなるのが、取り出しやすく、トレーサビリティが担保されたデータの適切な管理と部署間のデータ連携である。
若手に対する技術継承に必要な知見・ノウハウがデータ化されておらず、またそれらのデータがいつでも取り出しやすく、利用できる状態になっていなければ、ベテランの貴重な暗黙知は誰もが使える価値にはつながらない。
現在、多くの企業でサイロ化が進み情報共有が十分でない。所属する部門以外のデータ閲覧・利用には、担当者に依頼して入手しなければならないことが多いなど手間もかかっている。
適切にデータが管理され、かつ部署間でデータを連携できれば、課題解決の道筋が見えてくる。そのためには、従来のプロセスを見直して、部署間でデータがスムーズに連携できる新たなプロセスへの転換が必須だ。
しかし、特に製品開発における従来のプロセスやシステムは、日本企業の強みである現場での改善の積み重ねによって獲得した現場ノウハウそのものであり、各社の設計開発力の源泉でもある。この長年蓄積してきた“宝”を生かさない手はない。良いところは残して引継ぎ、従前のデータ管理・連携手法では実現できない業務基盤(プラットフォーム)を構築するにはどんな方法があるのだろうか?
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・部署間のデータ連携に不可欠な製品開発プロセスの見直しとPLMの役割
・デジタルスレッド、ローコード開発、個社最適化とアップグレードを両立できるワケ
・マツダもプロセス改善や製品ライフサイクル全体のデータ連携に活用
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