工場フル稼働でも「利益出ない」は赤信号?不採算の沼にはまる…製造業の“ある特徴”
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環境は厳しいのに原価や利益が"どんぶり勘定"の現状
さらに、顧客の要望を踏まえた個別仕様の製造依頼も増えているという。メーカーとして、あらゆる顧客の(通常より工数のかかる)個別最適化された依頼に対応しながら、それでも利益を出していくには、それぞれの顧客の要望(仕様)を迅速に設計部門や生産現場に伝え、無駄なく工場を稼働させていくスピード感と、各案件から利益の出る見積り作成力が必要になる。
ところが、こうした個別仕様の製品製造を受注するうえで、そもそも「どれだけ原価がかかるのか」「利益が出せそうなのか」を正確に把握できていないまま見積りを作成し、受注している企業が多いようだ。もちろん、経験と勘に基づいた"どんぶり勘定"では分かっている。しかし、「正確な数値は期が締まるまで分からない」という企業は少なくない。こうした組織の構造が利益を出しにくい原因となっている。
このような課題を抱えているメーカーは非常に多く、「どこかで変えなければいけない」といった問題意識も持っている。しかし、「自社の社内事情を踏まえると、どこから手を付ければ良いかわからない」という企業は多い。悩める企業はどこに問題があるのか、とるべき正しい対策とは何だろうか。ここからは、失敗しない改革プロジェクトの進め方を解説する。
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・悩める製造業のどこが問題?根深い“社内のある領域”
・コンサルも入れてベンダーに発注も…なぜ、その後に改革は頓挫する?
・「産業機器」も受注? 生まれ変わった精密機械メーカーは何をした?
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