名古屋銀行では、「地域社会の繁栄に奉仕する」という経営理念のもと、最新IT技術の積極導入による質の高い金融サービスを提供していくことが顧客サービスの向上につながる重要なポイントと認識。名古屋銀行のシステムは、主に基幹系、業務系、CRM/DWH系で構成される。今回、業務系システムにおいてMicrosoft Windows Server 2012 Hyper-Vを活用した仮想化統合基盤を導入し、第一ステップとして2013年9月までに業務システムサーバ180台のうち50台を集約移行する。物理サーバ台数の大幅な削減や、運用管理の標準化・共通化により運用管理コストの削減も可能となり、今後5年間でTCOを50%削減する予定だ。
また、すべての取引情報を格納したCRM/DWHシステムは、今回、データベースソフトに最新のMicrosoft SQL Server 2012を活用することで、短時間での大量データの処理や安定性の高いシステム構築が可能になったという。これにより、従来30分かかっていたデータ集計が7秒で実行可能となり、従来1ヶ月分のデータしか扱えなかったデータ分析においても、過去5年分のデータを対象に実行できるようになった。