- 2013/04/03 掲載
プロジェクト管理製品はEVM機能に注目、マイクロソフトのシェア独占状況は変わらず
プロジェクト管理 | 2012年度もマイクロソフトの優位性は変わらず、市場は安定した伸びを維持 |
要件定義/要件管理 | 品質の向上や機能安全などの需要で、2012年度も9.4%増の見込み |
モデリング | 2012年度は12.6%増の予測、年平均成長率(CAGR)も8.4%と順調な伸び |
テスト支援 | 上位ベンダーが軒並み売上げを伸ばし、2012年度も7.9%増と伸び率を維持 |
構成/変更管理 | IBMがトップシェアを維持、2012年度も2011年度と同じく6.7%増と堅調 |
統合支援/ALM | 2012年度は6.7%増の見込み、リーダー不在で激しいシェア争いの様相 |
プロジェクト管理市場は安定した成長を維持
これらのうち、プロジェクト管理市場は、2011年度実績で前年度比6.7%増の65億7,000万円(出荷金額ベース)、2012年度は同3.7%増の68億1,000万円となる見通し。同市場は、SaaS型製品の販売を強化しているベンダーが増加し、これまで導入に消極的であった中小企業への導入が進みつつあるという。SaaSは金額が安価であることから、金額ベースの市場規模の伸び率は小さいものの、引き続き安定した成長を維持するとITRでは予想している。
市場シェアではマイクロソフトの独占的なポジションは変わらないものの、2011年度は特に他の数社のベンダーが大きな伸びを示しており、またプロジェクトの徹底したコスト管理の観点からEVM(Earned Value Management)機能を組み込んだ製品が出始めるなど、市場の動きとしては活発化しているという。
同市場の年平均成長率(CAGR・2011~2016年度)は3.3%と安定した伸びを示す見込みだが、それ以上に中小企業への導入が急速に進めば、より市場が拡大する可能性もあるという。
ITRのシニア・アナリストである広川智理氏は「プロジェクト管理の重要性は以前から指摘され続けてきたことであり、リーマンショック以降は特にベンダー企業だけではなくユーザー企業や情報システム子会社においてもプロジェクトの失敗は今まで以上に許されなくなっています。そのため、この製品に対する潜在ニーズは非常に大きいと考えます。」とのコメントを発表している。
本調査の詳細は、同社発刊で、国内30ベンダーへの調査をベースとしたこれらの市場動向と分析をまとめた市場調査レポート「ITR Market View:開発支援市場2013」に掲載されている。
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