- 2013/03/05 掲載
KDDI、15社とモバイルNFC普及へ連携 O2Oや海外展開も
また、韓国SKテレコム傘下のSKプラネットと連携し、日韓両国で利用できクーポンサービスの実証実験を開始する。さらにNFCの普及率が高い海外でもサービスの検討を進めていくという。
KDDIではこれまで、NFC対応のスマートフォンを11機種発売、NFC対応スマートフォンを活用した空港での搭乗サービスの提供など、モバイルNFCサービスへの取り組みを進めていた。
今後、NTTドコモやソフトバンクモバイルらも所属する「モバイル非接触ICサービス普及協議会」や、各業界の協力企業との連携を通じて、モバイルNFCサービスの普及に努めていくという。
NTTドコモは2012年10月に、MasterCardと世界41か国でのNFC決済サービス提供に向けた業務提携を発表している。ほかにも小売世界最大手の米ウォルマートが2012年8月に、小売15社とモバイル決済を手がける新会社を設立している。
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NFC端末で読み取るためのNFCタグについては、低価格化が進行しており、TIプランニングの調査によれば、NFCタグの出荷数は、2016年には2012年比で20倍程度に成長するとみられている。
一方で、Paypalのデビット・マーカスCEOは、「NFC技術を利用したモバイル決済が徐々に終焉を迎える」とモバイルNFCに否定的な見方を表明し、業界内に波紋を広げていた。
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