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  • 2012/07/17 掲載

SQL vs NoSQL──どんな機能差がある?どう使い分けるべき?

Google I/O 2012

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SQLとNoSQLではどちらが優れているのか? グーグルの担当者がディベート(というより小芝居:-)を行ったセッション「Google I/O 2012 - SQL vs NoSQL: Battle of the Backends - YouTube」が公開されています。このセッションは、先日開催されたGoogle I/O 2012で行われたもの。SQLとNoSQLには機能的にどのような違いがあり、どう使い分けるべきなのか、明確な説明が参考になります。ハイライトを紹介しましょう。
Publickey 新野淳一

Publickey 新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。

クラウドにおけるデータベースのメリット

 グーグルのAlfred Fuller氏(NoSQL担当)。

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 クラウドはフォルトトレラントでメンテナンス不要、パッチも私たちが適用しており、利用者は運用について心配する必要がない、といったメリットがある。

 データのレプリケーションや地域分散でデータも保全され、インターネット経由のアクセスも確保している。

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 Google App Engineは、開発が容易でスケーラブル、メンテナンス不要のアプリケーションプラットフォームだ。App Engineからは、リレーショナルデータベースの「Cloud SQL」、NoSQLの「Datastore」、そしてオブジェクトストレージの「CloudStorage」にアクセスできる。

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DatastoreはGmailやGoogle Docsと同じテクノロジー

 Datastoreは、GmailやGoogle Docsと同じテクノロジーで構築されたストレージであり、月間3兆回ものオペレーションが行われている。すべてが管理されたNoSQLソリューションだ。

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 一方、Cloud SQLもすべてが管理され、ピュアなMySQLデータベース互換のデータベースだ。

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 Ken Ashcraft氏(SQL担当)が壇上に登場。左がKen氏、右がAlfred氏。

 SQL担当■遅れてゴメン。そこで開発者に捕まってたんだ。彼らはCloud SQLのすごさに興奮しててさ、これが本当のデータベースだよって、もうNoSQLみたいなくだらないものは使わなくて済むって言ってて。

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 もちろんCloud SQLならNoSQLでできることは全部うまく処理できるしね。

 NoSQL担当■いや、そんなことはないよ。

 SQL担当■いやいや、できるって!

   次ページ >>  SQLとNoSQLをsまざまな項目で徹底比較

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