「POSITIVE GMS」は、ISIDのHRM（Human Resource Management）ソリューションをベースとしたシステムで、製造業向けに特化して、技術者のスキル情報の効率的な収集、定量的な把握およびな切り口での分析ができるというもの。利用企業は自社の技術者のスキル保有状況を多面的に分析・把握し、事業戦略に応じた最適な人材配置を可能にする。

　本システムでは、スキル情報の入力、集計、管理をすべてWebブラウザから実行できる。個人ごとに調査票を送付、集計する方法と比較して、一連の収集プロセスを効率化できるほか、ワークフロー機能により、上長による登録情報の補正なども容易に行える。

　また、蓄積された情報の検索条件を柔軟に変更できるため、多様な切り口からデータを抽出することが可能。組織内のスキル分析に活用するだけでなく、組織を横断した共通の指標での技術者抽出なども可能なので、組織編成時やプロジェクトメンバー選定時にも有効に活用できる。


　さらに、蓄積された情報をレーダーチャートや各種グラフなどにより、視覚的に表示できる。たとえばプロジェクトマネージャーが海外工場立ち上げに必要な人材を選定する際などに、語学力と設計スキルを軸とした分布から候補者を絞り込むことができる。スキル項目や承認フローなど、導入後もユーザー自身で条件の追加、変更が行える仕組みになっている。


　そのほか、使用言語には日本語に加えて、英語も選択できる。

　価格は、最小構成 300万円から（税抜、保守・トレーニング費用などは別途見積り）。