• 2011/11/10 掲載

トヨタ、米インテルと共同研究 次世代車載情報通信システムで

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トヨタ自動車と米インテルは、車内におけるモバイル機器の接続をはじめ、次世代車載情報通信システム(IVI)の共同研究を進めると発表した。トヨタは「インテルとともにITを活用したイノベーションを起こしていきたい」(トヨタ自動車 村田 賢一氏)という。
 トヨタとインテルは、運転手や同乗者が使い慣れているスマートフォンのような最新の家電機器と同様の操作感を、自動車の利用モデルへと応用する研究などで協力する。

「今回のトヨタとの協力により、運転手や同乗者に様々な面で利便性を提供する先進サービスの研究に注力していく。共同研究を通じて、モバイル機器と自動車とのシームレス接続を実現することで、ユーザーのドライブ体験を向上することを両社は期待している」(米インテル 車載ソリューション事業部長 ステイシー・パルマー氏)

「トヨタは、本年3月に発表した“トヨタグローバルビジョン”において、今後“車や住宅と情報通信との融合”を図り、未来のモビリティー社会をリードすると表明した。この実現に向けて、車載情報通信システムでのユーザー体験について、トヨタはインテルとともにITを活用したイノベーションを起こしていきたいと考えている」(トヨタ自動車 第1電子開発部 主査 村田 賢一氏)

 トヨタとインテルはまず、画面タッチ、ジェスチャーや音声技術などを含むユーザー・インターフェースの研究に注力していく。さらに、生活全般を通しシームレスな接続を可能にするさまざまな通信方式、クルマと家をつなげるための効果的な方法についての研究も進めていくという。

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トヨタ自動車「G-BOOK」のテレマティクスサービス(出典:トヨタ自動車のサイトの情報をもとに作図)

 Strategy Analyticsによれば、インフォテイメントおよびテレマティクス市場は、2010年の56億ドルから2018年には87億ドルに拡大するという。また、ABI Researchによれば、テレマティクスを搭載したコネクテッド・カーシステムを搭載した車は、2011年末の4,500万台から2016年までに2億1,000万台に増加するという。

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