- 2011/10/28 掲載
米HP、PC事業の分離を見送り コスト増がメリット上回る
ホイットマン氏は「HPは客観的にPSGのスピンオフによる戦略、財務、運用上の影響を評価した。その結果、PSGをHP内にとどめることが正しいと分析した」と表明している。
PSGは、HPにとってコンシュマーとの重要な接点、中小企業や大企業の顧客に対する戦略的に重要なコンポーネントと判断。評価分析によれば、サーバを含めた同社のIT機器製造におけるサプライチェーンや部品調達への影響を鑑みた場合、分離によるコスト増がメリットを上回ると判断したという。
HPのPSGは2010年には407億ドルを売り上げており、合計売上高では世界1位。しかし、スマートフォンやタブレット端末の販売数に押されて、同社内では利益率などで見劣っていた。
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