- 2011/01/21 掲載
旭硝子、スマートフォン用カバーガラス市場に本格参入 6倍の強度と高い耐傷性
AGCでは、こうした課題に対し、既に市場実績のある化学強化用ガラスをもとに化学強化用ガラス「Dragontrail」を開発。Dragontrailはソーダライムガラスの6倍の強度に加え、樹脂では得られない耐傷性と高い質感を持つという。さらに、鉛、ヒ素、アンチモンを一切使用しておらず、環境にも配慮した。

Dragontrailは、AGCがTFT用ガラス基板等の製造により培った電子用特殊ガラス製造技術を用いて、生産効率が高いフロート法で製造することにより、今後も需要が増加する全世界のモバイル端末向けのカバーガラスとして安定供給が可能になるとしている。

また、今後増加が見込まれるテレビ用カバーガラスの需要にも積極的に応えていく考え。2012年には電子機器用化学強化カバーガラス市場において、売上高300億円以上を目指す。
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