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IT調査会社の米Gartner(ガートナー)は22日、全世界のクラウドサービスの売上は2009年の586億ドルから、2010年には683億ドルと16.6%増加する見通しであると発表した。
IT調査会社の米Gartner(ガートナー)は22日、全世界のクラウドサービスの売上は2009年の586億ドルから、2010年には683億ドルと16.6%増加する見通しであると発表した。ガートナーでは2014年には1,488億ドルに到達するとみているという。
企業は今後5年間に、SaaS、PaaS、IaaSなども含めて、1,120億ドルを投資する見通しであるとした。
クラウドが順調に成長を続ける背景について、ガートナーのリサーチバイスプレジデント Ben Pring氏は「マクロ経済要因で説明できる。18か月間の金融危機を経て、あらゆる企業が支出を見直した。より多くの費用をかけてIT投資ができなくなる中、より俊敏さを求める傾向にある」と指摘。「マルチテナント型の外部サービスを魅力的に感じている」のだという。
クラウドサービス市場は2009年に60%、2010年に58%を米国が占めるものの、2014年までには他の国や地方での利用が進み、米国のシェアは50%程度まで下がってくるという。日本は2010年10%を占めるが、2014年には12%を占めることになるという。
業種別では、金融と製造業がもっともアーリーアダプターで、通信やハイテク産業もクラウド市場に多大な影響力をもたらすとしている。また、公共事業部門もクラウドの可能性に興味を持っているとしている。
「ITサービスプレイヤーは現在の提案、つまり、アウトソーシングやシステムインテグレーション、開発などを進化させるときだ。それは従来の伝統的なITサービスとクラウドサービスを結びつけることである」(Pring氏)
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