- 2009/10/29 掲載
キユーピー、製造工場の入室管理で衛生チェックのための入室管理システムを導入
これまでも製造工場の従業員は、出勤時の体調、爪の長さ、傷の有無、髪の毛が帽子から出ていないかなどの衛生に関する項目を自ら確認し、チェック表に記入してから仕事を始めており、体温測定は、新型インフルエンザ対策として、すでに義務づけていたという。
今回新たに導入したシステムを利用することで、センサーに顔を近づけるだけで簡単に体表面温度が測定でき、全従業員のデータをパソコン上で管理できる。チェック項目に異常がある場合は、当人に対して職場の責任者に報告を促す画面が表示される。また、同時に該当職場の管理画面にもその情報が表示される。管理者は、チェック場所に行かなくても出勤者の身体状況を確認できるため、状況に異常がある従業員を確実かつリアルタイムに把握できるようになる。
新システムの導入は、従業員の身体状況を把握できるという管理者と、管理者に把握してもらえるという作業者、双方に安心感がもたらされるという。体調不良者には声をかけるといったコミュニケーションの増加にもつなげたい考え。さらに、チェック表として使用していた紙の使用量も削減。キユーピーでは、従業員の身体状況を正確に把握し、働きやすい職場を目指すとともに、食品製造現場に感染症を蔓延させるリスクを未然に防いでいくとしている。
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