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- 2009/06/18 掲載
「リーダーシップ育成」 茂木健一郎氏、AMEX サイデル社長が語る
5月22日-23日開催セミナー「アメリカン・エキスプレス・アカデミー with DREAM GATE」
リーダーシップ育成に重点を置いてきた
アメリカン・エキスプレスの歴史
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「創業者が大切にしたサービスブランドを、企業DNAとして現在の社員に浸透させることができているからこそ、現在のアメリカン・エキスプレスがあります。そのためにアメリカン・エキスプレスが取り組んでいるのが、リーダーシップの育成です」。
アメリカン・エキスプレスでは社員全員にビジョン、基本理念を浸透させるとともに、リーダーとしての資質を磨いているという。それぞれがリーダーとして考え、行動することで創業者の掲げたビジョンを企業DNAとして定着させている。
また取り組みは社内にとどまらず、社会貢献の一環として世界中でリーダーシップ育成プログラムが進行している。たとえばオーストラリアでは赤十字社とともに女性向けマイクロファイナンスを支援し、インドではグローバルファンド・フォー・ウーマンとともに女性リーダー育成支援を行っている。日本における今回のベンチャー起業家支援も、そうした取り組みのひとつだ。日本は欧米諸国に比べてベンチャー企業が育ちにくい状況があると、サイデル社長は言う。ベンチャーキャピタルを得るのは難しいうえ、他国に比べて厳しい破産法もある。グローバルアントレプレナーの調査結果によれば、ベンチャー企業が育つ環境として、先進国の中における日本の順位は非常に低いという。サイデル社長は、会場に集まった起業家に向けて次のように語りかけた。
「ここに集まったみなさんは、すでにそういう厳しいハードルを乗り越えて起業し、成功したみなさんです。そのうえ、さらに自分をみがこうとしている。そういう方々をアメリカン・エキスプレスは応援したいのです」。
サイデル社長は、アメリカン・エキスプレスの歴史やプロジェクトの趣旨を語った後のほとんどの講演時間を、アメリカン・エキスプレスが実際に取り組んでいるリーダーシップ教育の考え方、手法の紹介に割いた。
「企業家のみなさんは、今は小規模で同じ思いをもつ人が集まってがんばっている状態。この先大規模になったときにどうやってリーダーの考えを示し、企業DNAとして浸透させていくかを考えて行動しなければなりません」。
アメリカン・エキスプレスの手法において重要なポイントは、ビジョンを明確に示すこと、ビジョンに基づく行動を基本理念として示すこと、それを実際の行動に移せるリーダーシップを育成することの3点だと、サイデル社長は語った。そのうえで、事前に配布した用紙に自社のビジョンや基本理念を書き出したり、それらをチーム内で共有するといったワークショップを交えながらアメリカン・エキスプレスの手法を一つひとつ紹介していった。そして最後にサイデル社長は、ビジョンを企業内に浸透させるために自身が社長として取り組んでいることを次のように紹介した。
「社長として判断を下さなければならないとき、ビジョンにどうつながるかを常に考えています。“やりたいと言っていること”と“実際にやっていること”が結びついていることを示し続けなければなりませんから」。
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