- 2009/06/01 掲載
【5分で理解する工事進行基準】いよいよスタートした工事進行基準、その現状は?(2/2)
さらに、初期投資を抑えてすぐに利用を開始できるASP/SaaS型が増えているのも特徴的だ。工事進行基準への対応は、大手だけでなく中小の開発企業にとっても喫緊の課題だけに、コストや人材面で制約が多い中小企業にとって、ASP/SaaS型のプロジェクト管理ツールはありがたい存在となるはずだ。自社に合わないと判断すれば、すぐに乗り換えられる手軽さもメリットと言える。
ソフトウェア/システム開発の現場では、プロジェクト管理にExcelが使われるケースが多い。たしかに、手間をかければ不可能ではないが、工事進行基準の適用がスタートした今となっては、もはや現実的とは言えない。やはり、工事進行基準対応をうたうプロジェクト管理ツールを選択するのが賢明と言えるだろう。
工事進行基準対応の実態を詳細レポート
ここまで、工事進行基準の基本を振り返り、プロジェクト管理ツールの必要性について述べた。すでに「待ったなし」の時期は過ぎ去っている。今すぐアクションを起こさなければならないことは、おわかりいただけたと思う。とはいえ、アクションを起こすには、まず現実を知る必要がある。特に他社の動向は気になるところだろう。実際に対応している企業は全体の何割いるのか。それらの企業は、具体的にどのような対応を実施しているのか。未対応の企業は、どんな対応策を考えているのか……等々。さまざまな疑問が浮かぶはずだ。
本特集コンテンツでは、こうした疑問に対し、詳細なデータを示しながら答えていきたい。具体的には、アドライトが2009年4月に実施した『工事進行基準の対応状況に関する実態調査』のデータを示しながら、各社の対応の現状をレポートする連載もお届けする。ぜひ、自社の対策に役立ててほしい。

関連コンテンツ
PR
PR
PR