動画 人材管理・育成・HRM コンピュータ技術とサイバーセキュリティにおける日本の課題、人材育成法および将来展望 コンピュータ技術とサイバーセキュリティにおける日本の課題、人材育成法および将来展望 2024/05/09 現代日本社会はインターネットやクラウド等のサイバー技術に依存するようになった。ところが、サイバー空間においては、最近、極端な力のアンバランスが発生している。現在の日本には、米国や中国等の企業技術人と同水準の組織や人材の数が、とても少ない。世界に普及するようなサイバー技術を作れる人材が不足している。それどころか、各組織が安易で硬直的で脆いサイバーセキュリティ対策手法に依存した結果、日本組織の人材のコンピュータ・リテラシ低下はかなり深刻なレベルとなっており、基本的なサイバーセキュリティ上の自組織防衛能力すら有さない、極めて脆弱な状態にある。 この深刻な問題を解決し、世界最高レベルのサイバーセキュリティを実現するためには、サイバー空間を織りなす技術や構成要素、動作原理等の本質を広く深く理解し、かつ自ら技術革新が可能な日本人の数を、日本組織で増やす必要がある。そうすれば、彼らが実際に試行錯誤の結果新たなサイバー技術を作り出し、これらが自然に全世界で普遍的に利用される状況が作り出され、日本のサイバーセキュリティ能力は向上する。 すなわち、日本の組織やその人材が、サイバー空間の内側に埋没した単なる一ユーザーという現在の不満足な被治者の地位を卒業し、サイバー空間そのものを作っていく強力で高貴な治者の立場を獲得する必要があるのである。そのためには、日本の各組織における若手人材に、単にユーザーとして技術を使うだけでなく、自らサイバー技術を作り出すような試行錯誤を促す必要がある。そうすれば自律分散的・免疫的な組織的セキュリティ能力と技術力が、これから、日本の各組織から自然に発芽すると思われる。 ※SBクリエイティブ株式会社(ビジネス+IT)主催、2024年1月30日「DX & AI Forum 2024 Winter 東京」より
記事 人材管理・育成・HRM “天才”登 大遊氏が憂う日本の「国難」、鍵となるグーグルやアマゾンの「ある文化」 “天才”登 大遊氏が憂う日本の「国難」、鍵となるグーグルやアマゾンの「ある文化」 2024/05/09 かつて技術大国と呼ばれた日本は今、国際競争力の低下・収益力不足・サイバーセキュリティ対策・IT自給率低下・安全保障などの「国難」に直面している。その課題解決には、IT技術と産業そのものを生み出す人材の育成が不可欠であり、組織には、自由な技術開発・試行錯誤を阻害しない環境作りが求められている。そこで、NTT東日本 特殊局員やIPA サイバー技術研究室長務めるITのスペシャリスト登 大遊氏に、どうすれば日本が米国・中国と同等以上の豊かさを実現できるのか、その解決策を聞いた。
記事 AI・生成AI 成功企業のCIOが語る「組織×IT」の変革を両立させる方法、その必要条件とは? 成功企業のCIOが語る「組織×IT」の変革を両立させる方法、その必要条件とは? 2024/05/09 近年、企業は利益追求だけでなく、社会的な使命や存在意義(パーパス)に基づいた事業活動にも注力している。その実現に不可欠な要素が「デジタル技術」だ。業務プロセスの効率化やイノベーションを促進し、組織文化の強化や組織変革につながる。しかし、組織変革とIT変革の同時実行は困難だと考えられてきた。ただ、それを実現した企業も存在する。成功企業のCIOが語る体験談は、変革を目指す組織に役立つアイデアやヒントが得られるだろう。
記事 IT戦略・IT投資・DX 日本企業がわかっていない「レガシー依存」が招く最悪シナリオ、脱却の「9ステップ」 日本企業がわかっていない「レガシー依存」が招く最悪シナリオ、脱却の「9ステップ」 2024/05/09 ビジネスにおいて「レジリエンス」(回復力)というキーワードの重要性が増してる。それはサイバーセキュリティの観点でも同じである。高度化するサイバー攻撃などを背景に、万が一被害に遭ったときの回復力「サイバーレジリエンシー」が現代の企業には求められている。だが、その実現を阻んでいるのが、日本企業の過度なレガシー依存である。
記事 デジタルマーケティング総論 【マンガ】「ツールだけで数千万?高すぎる!」…実は小さく始められるマーケDXのコツ 【マンガ】「ツールだけで数千万?高すぎる!」…実は小さく始められるマーケDXのコツ 2024/05/09 マーケティング部の藤田は、この春新設されたDX推進組織の責任者に任命された。早速CDP(カスタマーデータプラットフォーム)の構築を試みるも、費用の高さや経営層と現場間の板挟みに途方に暮れていた。「このままではマーケティングDXを進めることができない…」と嘆く藤田の前に、「お金をかけなくてもCDPは構築できる」と語るある女性が現れて……。
記事 ロボティクス 自動化しないほうがリスクの時代…オートストア・オカムラ語る、製造業の未来 自動化しないほうがリスクの時代…オートストア・オカムラ語る、製造業の未来 2024/05/09 同人誌販売大手のとらのあなが物流事業に参入し、それを支える切り札としてノルウェー製のロボット自動倉庫「AutoStore」の活用を取り上げた前編。後編ではこのAutoStoreを提供するオートストア、販売代理店パートナーであるオカムラに取材を実施した。両社によると、欧米では人件費の大幅な高騰もあって、自動化・省人化をかなり進めており、販売は絶好調だという。物流の自動化を取り巻く詳しい状況について見てみよう。
記事 キャリア形成 中途採用“爆増”の金融業、「人材市場と必須スキル」はどのように変わった? 中途採用“爆増”の金融業、「人材市場と必須スキル」はどのように変わった? 2024/05/09 2024年度のメガバンクの採用計画において、中途採用が新卒採用を上回る銀行が出てきたことが話題となった。この背景には、今日の労働環境はもちろん、技術変化や競争環境の変化により、既存金融機関の職員が持つスキルでは対応が難しくなった現実がある。フィンテック領域など「新しい取り組み」を進めるには何が足りないのか? 本稿では、金融業界の労働市場の変化とともに、金融機関での「スキルの隔たり」について、FINOLAB Head of FINOLAB 柴田 誠氏が解説する。