［東京　２７日　ロイター］ - 富士ソフトは２６日、米投資ファンドのＫＫＲが株式公開買い付け（ＴＯＢ）の実施を２段階に切り替えたことを受け、１回目のＴＯＢに引き続き賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨することを決めたと発表した。２回目のＴＯＢへの意見は決定しておらず、２回目の開始時に決定するとした。

ＴＯＢ価格は進行中の１回目と、その成立後に実施予定の２回目ともに１株８８００円。富士ソフト株の２６日終値は９０８０円と、ＴＯＢ価格を上回って推移している。

ＫＫＲは１９日、１０月に法的拘束力ある買収提案を行うと予告している米ベインキャピタルの動向次第で株主が売却機会を逃すことがないようにするなどの目的で、ＴＯＢを２段階の実施に変更していた。