- 2024/09/27 掲載
中国株ヘッジファンドの成績好調 大規模景気対策が追い風
[ロンドン 26日 ロイター] - 中国株に投資するヘッジファンドは今週、運用成績が好調だ。中国政府が24日、コロナ禍以降で最大規模の景気対策を打ち出したことが追い風になった。
ゴールドマン・サックスのプライム・プローカレッジ部門が25日付で顧客向けにまとめたノートを、ロイターが26日に確認して分かった。
それによると、中国株投資のヘッジファンドは週初から25日のリターンが1.7%となり、9月のこれまででは3.2%、年初来で7.5%に達したとみられる。
景気対策発表を受け、中国株全体に対する買いの規模が1日としては2021年3月以来で過去2番目の大きさに膨らんだという。
ヘッジファンドは、消費関連や工業、ハイテク、素材などさまざまなセクターで個別銘柄物色を主体に買いを入れたもようだ。
このため各ヘッジファンドの中国株保有は今週になって急増した。ただ依然として保有水準は過去5年の最低に近く、昨年や20年の初め時点を下回っている。
近年、中国専門ヘッジファンドは、経済成長見通し悪化を背景に苦戦を強いられていた。
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