- 会員限定
- 2025/04/04 掲載
ちゅうぎんFGの「DX戦略」がスゴイ理由、簡単に真似できない「愚直な積み重ね」の全貌
ちゅうぎんFGが好調な理由
ちゅうぎんFGは、岡山県岡山市に本店のある中国銀行を傘下に収めている金融持株会社である。グループ会社としては、中国銀行の他に、中銀リース・中銀カード・中銀アセットマネジメント・中銀証券などがある。ちゅうぎんFGのDX戦略の前提になっているのは、2017年に策定された「長期経営計画」です。この「長期経営計画」は2027年までを想定したものだ。しかし、計画は順調に進められ、さらなるDXの加速が必要と判断し、2023年に「ちゅうぎんDX戦略」を策定している。
この「ちゅうぎんDX戦略」策定の背景を知るためには、岡山県の経済状況がどうなっているのかを把握する必要があるだろう。イノベーション推進部の白神部長は、このように語る。

イノベーション推進部部長
白神賢治氏
そうした経済状況の中で、ちゅうぎんFGの業績もかなり好調だ。2025年2月4日に公表された「第3四半期決算短信」においても、経常収益・経常利益ともに前年比10%以上の数値となっている。この好調の要因はどのようなところにあるのだろうか。
「長期経営計画(10年戦略)の当初3年間は、構造改革へ本格的に着手しはじめたタイミングでした。組織全体として、効率化できるところは効率化して、ムダな贅肉のない、筋肉質の構造にしようと、改革を徹底的に進めた成果の現れが、その後の成長戦略につながっていると考えています」(白神氏)
2017年に策定した「長期経営計画」で想定していたスケジュールよりも早く目標を達成する勢いである。その中でも特に業績が好調なのは、中国銀行である。
「市場金利の上昇も大きく影響していると思いますが、融資を中心とするアセットビジネスの強さと同時にコンサルティングを中心とするフィービジネスが安定して成長しています。お客さまのニーズに幅広く対応できるようになったことも、収益アップの要因の1つだと考えます」(白神氏)
ちゅうぎんFGの収益向上のさらなる押し上げが期待されているのが、2023年にスタートした「ちゅうぎんDX戦略」である。これは、2017年に策定された「長期経営計画」での手応えをもとに策定されたものである。ここからは、そんな、ちゅうぎんFGのDX戦略を詳しく解説していく。
どんな成果が出てる?「ちゅうぎんDX戦略」とは
ちゅうぎんFGのDX戦略はどのような内容なのか。白神氏は、「『長期経営計画』の2017年から2020年はステージ1とし、構造改革に焦点を絞り、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)を重点的に行いました。2020年から2023年はステージ2として、行動改革するために、人事制度や業績評価を変えています。さらに、人の行動を変える狙いから、地区本部制や持株会社制に移行しました。『長期経営計画』での成長ベクトルをさらに加速させ、環境の変化に対応しDXの取り組みを強化するため、2024年5月に『ちゅうぎんDX戦略』を策定しました」と話す。
その「ちゅうぎんDX戦略」の特徴の1つが、子会社であるCキューブコンサルティングが、ちゅうぎんFG全体のDX戦略の策定、実行の支援をしている点です。
「Cキューブ・コンサルティングは、地域のお客さまのためのDXを実現するだけでなく、ちゅうぎんフィナンシャルグループ全体のプロジェクトマネジメントも担当しています。まず自分たちがDX企業と呼ばれなければ、お客さまにDXを語っても説得力はないと思います」(白神氏)
だから成功する…ちゅうぎんFGがやった「泥臭い分析」とは
「ちゅうぎんDX戦略」の特徴について、白神氏から「愚直」というワードがでてきた。DXと愚直は、一見結びつかない。だが、実はDXの本質を示唆する言葉でもあったのだ。
今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。
すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR