- 2024/09/27 掲載
NY市場サマリー(26日)S&P最高値、ドル下落・利回り上昇
主要通貨に対するドル指数は一時100.95を付けた後、終盤は0.42%安の100.52。7営業日中6回目の下げとなる見込み。
ドルはスイスフランに対し、0.55%安の0.846フラン。スイス国立銀行(中央銀行)は26日、政策金利を0.25%ポイント引き下げ1.00%とした。利下げは今年3回目。
円は対ドルで0.1%高の1ドル=144.6円となった。日銀が追加利上げを決めた7月30―31日の金融政策決定会合の議事要旨からは、複数の委員から今後のさらなる利上げに向けて具体的な言及があったことが明らかになった。
<債券> 国債利回りが上昇した。新規失業保険申請件数が予想外に減少したことなどから、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)追加利下げを行うとの見方が後退した。
第2・四半期の実質国内総生産(GDP)確報値でも、堅調な消費支出に後押しされた成長加速が確認された。
金利動向に敏感な2年債利回りは前日比6.8bp上昇し3.621%となった。
指標となる10年国債利回りは0.8bp上昇し3.789%。一時は9月4日以来の高水準となる3.821%に達した。
<株式> 主要3指数ともに上昇し、S&P総合500種は過去最高値を更新した。半導体大手マイクロン・テクノロジーが急騰したほか、この日発表された新規失業保険申請件数の内容が好感された。
マイクロンは14.7%高で終了。25日に発表した第1・四半期(9─11月)の売上高見通しが市場予想を上回り、人工知能(AI)向けメモリーへの需要の強さを印象づけた。
中国共産党中央政治局が2024年の経済成長目標達成に向け「必要な財政支出」を実施する方針を示したことを受け、金属相場が上昇したことから、資源大手フリーポート・マクモランが7.45%高となった。
一方、エネルギー株は原油先物が石油輸出国機構(OPEC)の増産見通しで下落したため、2%下落。
<金先物> 中国による一連の経済対策への期待が改めて高まり、7営業日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比10.20ドル(0.38%)高の1オンス=2694.90ドルとなり、前日に付けた史上最高値を塗り替えた。
<米原油先物> 石油輸出国機構(OPEC)盟主のサウジアラビアによる増産報道を受け、大幅続落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値(終値に相当)は前日比2.02ドル(2.90%)安の1バレル=67.67ドルと、中心限月の清算値ベースで9月中旬以来約2週間ぶりの安値を付けた。12月物は1.94ドル安の67.19ドル。
ドル/円 NY終値 144.80/144.81
始値 144.35
高値 145.21
安値 144.12
ユーロ/ドル NY終値 1.1176/1.1177
始値 1.1153
高値 1.1189
安値 1.1127
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 102*01.00 4.1308%
前営業日終値 101*30.50 4.1350%
10年債(指標銘柄) 17時05分 100*20.50 3.7963%
前営業日終値 100*24.50 3.7810%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*22.50 3.5654%
前営業日終値 99*28.25 3.5260%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*24.25 3.6266%
前営業日終値 99*28.75 3.5530%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 42175.11 +260.36 +0.62
前営業日終値 41914.75
ナスダック総合 18190.29 +108.09 +0.60
前営業日終値 18082.21
S&P総合500種 5745.37 +23.11 +0.40
前営業日終値 5722.26
COMEX金 12月限 2694.9 +10.2
前営業日終値 2684.7
COMEX銀 12月限 3234.1 +32.3
前営業日終値 3201.8
北海ブレント 11月限 71.60 ‐1.86
前営業日終値 73.46
米WTI先物 11月限 67.67 ‐2.02
前営業日終値 69.69
CRB商品指数 284.6348 ‐1.5271
前営業日終値 286.1619
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