
九州大学大学院 経済学研究院 教授 篠崎彰彦
九州大学大学院 経済学研究院 教授
九州大学経済学部卒業。九州大学博士(経済学)
1984年日本開発銀行入行。ニューヨーク駐在員、国際部調査役等を経て、1999年九州大学助教授、2004年教授就任。この間、経済企画庁調査局、ハーバード大学イェンチン研究所にて情報経済や企業投資分析に従事。情報化に関する審議会などの委員も数多く務めている。
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インフォメーション・エコノミー: 情報化する経済社会の全体像
・著者:篠崎 彰彦
・定価:2,600円 (税抜)
・ページ数: 285ページ
・出版社: エヌティティ出版
・ISBN:978-4757123335
・発売日:2014年3月25日
AIの社会実装がいよいよ本格化し始める気配だ。経済に及ぼす影響についても関心が高まってきている。先月サンフランシスコで開催された経済分野の全米学会連合による年次総会では、AIや機械学習(ML: Machine Learning)、大規模言語モデル(LLM: Large Language Model)に関する多くのセッションが設けられていた。AIの経済効果は現段階で未知数だが、少なくとも数年前に見られたような「AIで仕事が奪われる」という極端な悲観論は影を潜め、いくつかのセッションでは、かつての「ニュー・エコノミー論争」を彷彿とさせる議論も交わされていた。AIの社会実装によって経済成長を実現する道筋について関心が高まってきたようだ。