仏製造業ＰＭＩ、3月改定48.5に上昇　見通し厳しい

[パリ １日 ロイター] - Ｓ＆Ｐグローバルがまとめた３月のフランスのＨＣＯＢ製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）改定値は４８．５と、２月の４５．８から上昇し、２６カ月ぶりの高水準となった。

ただ、好不況の分かれ目となる５０を引き続き下回った。政治的な不透明感や受注低迷で先行きの見通しは依然厳しい。

速報値の４８．９から小幅に下方修正された。

ハンブルク商業銀行のエコノミスト、タリク・カマル・チョードリー氏は「フランスの製造業は不況から脱していない。３月のＨＣＯＢ製造業ＰＭＩは大幅に改善したものの、状況は依然厳しい」と指摘。

「フランス製造業の見通しはバラ色ではない。３月の国内外からの受注は減少ペースが鈍化したものの、依然減少が続いている」と述べた。