- 2025/04/01 掲載
豪小売売上高、2月も小幅増 利下げでも慎重姿勢続く
1月は0.3%増、市場予想も0.3%増だった。
2月のデータは個人消費の回復がまだ緩やかで、消費者が依然として慎重であることを示唆しており、さらなる政策緩和の妨げにはならないとみられる。
前年比では3.6%増。主に食料品と外食が要因で、日用品の需要は年末の値引きの反動で減少した。
オックスフォード・エコノミクス・オーストラリアのマクロ経済予測責任者ショーン・ラングケーキ氏は「第4・四半期の売上高が非常に好調であったことから、多少の反動は予想される。個人消費のファンダメンタルズは依然として健全で、実質所得の伸びも改善し、労働市場も逼迫した状態にある」と指摘した。
利下げとインフレ鈍化に加え、5月3日の総選挙に向け、与党が2026・27年の所得税減税と家計への支援拡大を約束していることも、見通しを明るくしている。
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