- 2025/04/01 掲載
製造業景況感、4期ぶり悪化=非製造業は33年ぶり高水準―3月日銀短観
日銀が1日発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業製造業でプラス12となり、昨年12月の前回調査から2ポイント悪化した。悪化は4四半期ぶり。海外需要の伸び悩みや原材料価格高騰に加え、トランプ米政権の高関税政策による悪影響への懸念が景況感を押し下げた。
大企業非製造業はプラス35(前回プラス33)と2四半期ぶりに改善。1991年8月調査(プラス41)以来、33年7カ月ぶりの高水準となった。インバウンド(訪日客)需要が引き続き堅調だったことに加え、原材料費や人件費などコスト上昇分の価格転嫁が進展したことが寄与した。
【時事通信社】
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