- 2025/03/25 掲載
万博、女性活躍を推進=ビジネス連帯企画も呼応
大阪・関西万博は、重要なテーマの一つに女性の活躍を掲げる。カルティエや内閣府などは共同で「ウーマンズパビリオン」を出展し、日本での女性活躍の状況などを国内外に発信する計画だ。万博に呼応する形で、女性の連帯・リーダーシップ推進を支援する動きも加速してきた。
「つながることで成長し、新しいものが生まれてくる。日本の新しい国がそこから見えてくる」。3月10日夜、都心のオフィスビルに集まった女性ビジネスパーソンらを前に、上川陽子前外相は熱弁を振るった。この日のイベントは、取締役や管理職で活躍する女性たちが後進の活躍を支援するプロジェクト「Toget―HER(トゥギャザー)」が、地方と都市を結ぶ働き方をテーマに開催。大企業などで経験を積んだ上で地方に移住した女性らが、いかに起業したり、ネットワークを構築したりしたかをざっくばらんに語った。
万博で「Toget―HER」は、7月10日に「地方の女性経営者と海外市場をつなぐ」、同11日に「日本企業の競争力向上に貢献する取締役会の多様性」をテーマにイベントを開催する。また2日目には「女性による新たなコーポレートガバナンス・コード」の提言に向けた企画を発表する方向だ。
発起メンバーの大塚泰子氏(デロイト
トーマツ
ファイナンシャルアドバイザリー・パートナー)は「そもそも日本社会は多様性に課題が多い。高齢化が進む中、さまざまな立場の人が活躍できるようになれば日本経済はもっと元気になる。それを万博で発信していきたい」と意欲を示す。
【時事通信社】
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