- 2025/03/25 掲載
現代自グループ、米国に210億ドル投資 新たな製鉄所建設など
[ワシントン/ソウル 24日 ロイター] - 韓国の現代自動車グループは米国に210億ドルを投資する。米ホワイトハウスで24日、トランプ大統領と発表した。
投資額には、ルイジアナ州に新設する現代製鉄の58億ドル規模の工場が含まれる。同工場は年間270万トン以上の鉄鋼を生産し、1400人以上の雇用を創出する。アラバマ州とジョージア州の自動車工場に鋼材を供給する予定だ。
また、2028年までに90億ドルを投資し、米国での自動車生産能力を120万台に増強するほか、60億ドルを投じて自動運転やロボット工学、人工知能(AI)、先進航空モビリティーの分野で米企業との戦略的提携を拡大する。
現代自動車は26日にジョージア州の新たな自動車・バッテリー工場(75億9000万ドル規模)の開所式を行う予定。同社はアラバマ州にすでに工場を持っている。関連会社の起亜もジョージア州に工場があり、この2工場では年間70万台の生産が可能。ジョージア州の新工場がフル稼働すれば30万台の生産能力を持つことになる。
現代自グループはまた、米国で生産される液化天然ガス(LNG)30億ドル相当を購入する方針も示した。
トランプ氏のホワイトハウス復帰後、多くの企業が米国への投資計画を発表している。
トランプ氏は4月2日に多数の国に相互関税を課すと警告しており、対米貿易黒字が大きい韓国も対象になる可能性がある。
トランプ氏は「この投資は、関税が非常に強力に機能することを明確に示すものだ」とし、自動車に対するさらなる関税が今週発表される可能性があると述べた。
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