- 2025/03/10 掲載
未来からのSOS、どう答える?=万博共同パビリオン公開―日本企業・協会
日本国際博覧会協会は10日、大阪・関西万博で日立製作所など複数の協賛企業と出展するパビリオン「未来の都市」を報道陣に公開した。10年後の子どもからのSOSに答えていく設定で社会課題の解決に取り組む体験型イベントなどに参加できる。同協会の石毛博行事務総長は、同日の完成記念式典で「子どもに大人気のパビリオンになると思う」と意気込んだ。
日立とKDDIの展示は、120人収容のシアターの大型スクリーンを活用。10年後の子どもから受け取ったSOSに対し、来場者は画面に映された選択肢を基に社会課題の解決に取り組む。選んだ答えによって未来の都市の姿が変わっていく様子を、ゲーム感覚で体験できるという。
クボタは、無人で農作業や土木・建設作業を行うロボットのコンセプト機を展示。用途に合わせて変形し、複数の機械で行ってきた作業を1台でこなす。最新技術を活用したシミュレーションゲームで未来の農業も疑似体験できる。
関西電力送配電は、未来の次世代電柱「スマートポール」を来場者が学べるようにした。人工知能(AI)カメラやワイヤレス充電機能を搭載した次世代電柱が、非常時照明などとして活躍する姿を拡張現実(AR)の世界で映像化した。
【時事通信社】 〔写真説明〕大阪・関西万博の「未来の都市」パビリオンで日立とKDDIが共同で設けるシアター形式の展示=10日午後、大阪市此花区 〔写真説明〕大阪・関西万博の「未来の都市」パビリオンでクボタが展示する、農作業や土木・建設作業を行うロボット=10日午後、大阪市此花区
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