- 2025/02/25 掲載
ヘッジファンド、ハイテク株の売り加速=ゴールドマン・サックス
[ロンドン 24日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスの21日付の顧客向けリポートによると、21日までの2週間に、ヘッジファンドは米ハイテクとメディア株を約半年ぶりとなるペースで売却した。米半導体大手エヌビディアは今週決算発表を予定しており、人工知能(AI)関連の産業の動向を示すものとして関心が集まっている。
ゴールドマンによると、AI関連とされる機器やメディア、通信機器などの株式は、ロングとショートのいずれのポジションも大幅に売られた。
LSEGによると、エヌビディアはS&P総合500種指数構成銘柄の中で6.3%の比重を占め、時価総額は世界2位に付ける。エヌビディアの株価はこの2年で約6.5倍となった。
ゴールドマンによると、株式ヘッジファンドは先週、ショートポジションで損失を出した一方、ロングでは利益を計上した。20日までの1週間で、銘柄選択型のファンドは横ばいだった一方、アルゴリズムを利用したシステマティック・ファンドは0.36%のリターンを得た。
一方、ヘッジファンドはアジアの先進・新興市場の株式を約5カ月ぶりのペースで買った。買いが目立つ地域としては中国、台湾、香港を挙げた。
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