アックマン氏、第4四半期にナイキ株の保有拡大　チポトレは削減

[ニューヨーク １４日 ロイター] - 米著名投資家でヘッジファンド運用者のビル・アックマン氏は、昨年第４・四半期にスポーツ用品大手ナイキ株の保有を１５％拡大、チポトレ・メキシカン・グリル株の保有を１４％減らした。

当局への提出書類によると、同氏のファンド、パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントは第４・四半期末時点で、ナイキ株を１８８０万株、チポトレ株を２４７０万株保有していた。

アックマン氏はかつてアクティビスト（物言う株主）として名をはせ、企業改革を強硬に要求。近年では比較的おとなしい投資スタイルに転じたが、それでも同氏が選ぶ銘柄は市場の注目を集めている。

パーシング・スクエアは、２０１６年以来保有しているチポトレ株を段階的に削減。６月３０日時点では２８８０万株を保有していた。

また、ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス株の保有を２６％減らして５４０万株とした。保有株最大はカナダの資産運用会社ブルックフィールドで約３５００万株を保有している。