Miho Uranaka

［東京　７日　ロイター］ - 明治安田生命保険は７日、英金融グループのリーガル・アンド・ジェネラル（Ｌ＆Ｇ）と新たに戦略的業務提携を締結し、傘下の米生保事業を買収すると発表した。買収額は３５２２億円。Ｌ＆Ｇとの長期的な関係構築のため、同社株式の５％相当も市場から取得する。

Ｌ＆Ｇの１００％子会社である米持ち株会社と、傘下のバナーライフ社などを手元資金で買収する。各国の規制当局、米競争法当局の認可などを経て、２０２５年度下半期にかけて買収を完了する見込み。

明治安田は、国内の人口減少や少子高齢化で国内市場の縮小が懸念される中、成長が見込める海外保険事業の拡充を進めてきた。今回の買収を通じて、成長市場である米国で主要な顧客層を網羅できるとしている。

日本の生保各社は、海外でのＭ＆Ａ（合併・買収）を活発化させている。日本生命保険は１２月、米系生保を約１兆２０００億円で買収すると発表した。