- 2025/02/07 掲載
新興市場、トランプ政策の短期的影響に耐えられる=英アシュモア
[7日 ロイター] - 新興国市場に特化した英資産運用会社アシュモアのトム・シッピー最高財務責任者(CFO)は7日、新興市場はトランプ氏の米大統領復帰による「反射的な」影響を乗り越えることができ、長期的な見通しは依然として明るいとの見方を示した。
トランプ氏はカナダとメキシコ製品に関税を課す大統領令に署名したが、その後、発動を1カ月延期した。
シッピー氏は「発表されることと実行されることには、しばしば違いがある。われわれは(政策が)実際にどのように実施されるか非常に慎重に見守っている」と述べた。市場は反射的に動くが、中期的な影響を注視する考えを示した。
同氏は長期的には新興市場資産は過小評価されているとし、投資家は米国株への過度な依存から投資先を分散すべきと述べた。
一方で、トランプ氏の通商政策を踏まえると、新興国市場の見通しは暗いとの見方もある。JPモルガンのアナリストはメモで、「2025年の新興国の見通しは厳しい。今後1年間の上昇余地は限定的とみている」と指摘した。
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