• 2025/02/06 掲載

ノボ、次世代肥満症薬候補の結果に「かなり勇気づけられている」=上級副社長

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ロンドン/コペンハーゲン 5日 ロイター] - デンマーク製薬大手、ノボノルディスクのマルティン・ホルスト・ランゲ上級副社長(開発担当)は5日のアナリストらとの電話会談で、肥満症治療の新薬候補「カグリセマ」について、同社の主力肥満症薬「ウゴービ」よりも明らかに体重減少効果が大きいという臨床試験結果に引き続き「かなり勇気づけられている」と訴えた。また、2026年第1・四半期中にカグリセマの承認を申請する計画も明らかにした。

カグリセマを巡っては昨年12月に発表した後期臨床試験のデータで減量効果が予想を下回り、投資家を失望させていた。米イーライリリーが肥満症薬の最大市場である米国で強力な競争相手として台頭する中、ノボの新薬候補の中でカグリセマは極めて重要な位置付けにある。

ノボは25年上半期に新たな臨床試験を開始する計画だ。これまでのデータで時間とともに減量効果が増すことが示唆されたとして、期間は当初の68週間よりも長くなる。

最高用量に達した被験者が57.3%にとどまった理由について投資家とアナリストは、被験者が激しい副作用に苦しんだか、低用量で良好な減量効果を達成したかのいずれかではないかと推測していた。ノボは当時、副作用はウゴービなどその他の肥満症薬と同程度だとしていた。

アナリストからの質問に対し、ランゲ氏は副作用が被験者にとっての大きな問題だったとの見方に反論した一方、一部の被験者が胃腸の副作用により試験中に低用量に切り替えたことを認めた。試験では患者がスケジュールに従うのではなく、投与量を柔軟に変更することが認められており、その結果、胃腸の副作用による離脱率は同社が肥満症薬の後期臨床試験でこれまで記録した中で最も低かったと説明した。

これに関してランゲ氏は、新たな試験で患者がカグリセマの投与量を増減できるようにすることで、体重減少の効果を高め得ることを示していると主張した。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます