- 2025/02/05 掲載
基幹労連、ベア1万5000円要求=格差是正へ統一基準―25年春闘
鉄鋼や造船・重機などの労働組合で構成する基幹労連は5日、東京都内で中央委員会を開き、2025年春闘の統一要求方針を決めた。基本給を底上げするベースアップ(ベア)相当分として月1万5000円を求める。大手と中小の格差是正に向けて、基幹労連全体で要求額をそろえ、賃金水準の底上げを目指す。
基幹労連の要求額としては24年の月1万2000円以上を上回り、過去最高。従来は2年分の賃上げをまとめて要求してきたが、24年は急激な物価上昇や国際情勢を踏まえ、単年に絞った上で具体的な要求水準は各部門が設定していた。25年の要求も単年となる。
津村正男中央執行委員長は、24年春闘では一定の成果を上げたが「(大手と中小で)格差が拡大したことも事実だ」と指摘。要求を一本化することで「より相乗効果を発揮し、継続した賃金改善、全体の底上げにつながると判断した」と述べた。
【時事通信社】
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