- 2025/02/04 掲載
欧州航空業界には統合の余地=独ルフトハンザCEO
[ローマ 3日 ロイター] - ドイツのルフトハンザ航空のカーステン・シュポア最高経営責任者(CEO)は3日、記者会見で、欧州の航空業界はさらなる統合の余地があると述べた。同社はイタリア国有企業ITAエアウェイズ(旧アリタリア航空)の株式41%を取得したばかり。
シュポア氏は会見で、「欧州には航空会社が多すぎる。業界内の統合は今後も続くと確信している」と語った。
ルフトハンザは収益性の高い南欧市場での存在感強化を目的に、ITA株を3億2500万ユーロで取得。先週は、ラトビア国営エアバルティック株の10%を引き受けることで合意している。
シュポア氏は、ルフトハンザは年内にITA株を追加で取得する計画だが、90%まで引き上げることはないと説明した。 ルフトハンザは昨年、伊当局とITA買収で合意した際、完全支配権の獲得も検討していると表明していた。ITA株の残りの59%は、現時点で伊経済財務省が保有している。
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