- 2025/01/31 掲載
ノルウェー政府系ファンド、再生エネへの投資継続 長期視野に
[オスロ 30日 ロイター] - 世界最大級の政府系ファンド、ノルウェー政府年金基金は、再生可能エネルギー分野への投資を継続し、上場・未上場市場の双方で投資機会を模索する方針を示した。
再生可能エネルギー関連資産は2024年に大幅にパフォーマンスが悪化し、デンマークの洋上風力発電開発会社オーステッドなど、以前投資家に人気があった資産の評価額は大きく下がった。
同ファンドの非上場再生可能エネルギーインフラへの投資は24年のリターンがマイナス10%となった。この投資には、オーステッドとの洋上風力発電所やスペインの電力会社イベルドローラの再生可能エネルギーポートフォリオへの投資が含まれる。
ただ、再生可能エネルギーへの投資は長期的には理にかなっているとして継続する方針。
同ファンドのエネルギー・インフラ部門グローバル責任者ハラルド・フォン・ハイデン氏はオスロでの会議で「長期的な投資家にとっても賢明なことだと考えている。われわれの投資は全て秩序あるエネルギー転換に依存している」と語った。
「再生可能エネルギー資産を株として買えば、恐らく今ならずっと安く買えるだろう」と述べた。
民間市場のボラティリティーは低く、公的市場と民間市場の双方において積極的になることで今後は良い取引が生まれるはずだと期待を示した。
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