- 2025/01/22 掲載
賃上げ定着へ正念場=トップ会談で労使一致―25年春闘、事実上スタート
経団連の十倉雅和会長と連合の芳野友子会長が22日、東京都内で会談し、2025年春闘が事実上スタートした。両者は、物価上昇と賃上げによる経済成長のサイクル実現に向け正念場であるとの認識で一致。今後本格化する労使交渉では、33年ぶりの高水準の賃上げが実現した24年春闘の勢いを引き継ぎ、構造的な賃上げの定着につなげられるかが最大の焦点となる。
冒頭で十倉氏は「賃上げを通じて分厚い中間層を形成し、日本経済を成長と分配の好循環に導くことがわれわれ企業の社会的責務だ」と述べ、「連合の皆さんと認識や方向性を共有し、協調できればと願っている」と呼び掛けた。芳野氏も「賃金、経済、物価を安定した巡航軌道に乗せられるよう労使で努力したい」と応じた。
【時事通信社】 〔写真説明〕会談する経団連の十倉雅和会長(左から2人目)と連合の芳野友子会長(右から2人目)=22日午前、東京都千代田区 〔写真説明〕連合との会談であいさつする経団連の十倉雅和会長=22日午前、東京都千代田区 〔写真説明〕経団連との会談であいさつする連合の芳野友子会長=22日午前、東京都千代田区
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