- 2025/01/21 掲載
ビットコインなど高値から後退、トランプ氏就任初日の措置不発で
[シンガポール 21日 ロイター] - トランプ米大統領就任直後の政策に暗号資産(仮想通貨)関連が盛り込まれなかったことを受け、21日の暗号資産取引はビットコインやトランプ氏の名前を冠した「$トランプ」が高値から後退している。
ビットコインはトランプ氏が第47代米大統領に就任した20日に史上最高値の10万9071ドルを付けたが、その後上げ幅を縮小し、直近では10万1705.40ドルで取引されている。
情報サイト「コインゲッコー」によると、17日夜にローンチされたミームコイン(特定のキャラクターやジョークを主題に発行されるコイン)の$トランプは直近で34.4ドルと、20日の高値74.59ドルの半分。ローンチ当初は6.5ドル程度だった。
暗号資産運用会社アストロノート・キャピタルのマシュー・ディブ最高投資責任者は、投資家は就任初日に何らかの措置を期待していたため、短期的には「事実で売れ」イベントになりそうだと指摘。「市場は『ビットコイン戦略備蓄』やデジタル資産規制緩和について大きな期待を寄せているが、こうした動きは数日単位ではなく、数カ月単位で徐々に進む可能性が高い」と述べた。
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