- 2025/01/21 掲載
ECBによる年内3─4回の利下げ観測「妥当」=クロアチア中銀総裁
米連邦準備理事会(FRB)の利下げ回数の減少を主因に、ECBが年内最大5回の利下げを行うとの見方は年初以降後退しつつある。
ブイチッチ総裁はLCマクロアドバイザーズとのウェビナーで、年内の利下げ回数が4─5回から3─4回になるとの織り込みが進んでいる面について「妥当だと思う」と指摘。「足元の市場の織り込みに違和感はない」と述べた。
ECBは景気後退を避けながらインフレ率を低下させる「ソフトランディング(軟着陸)」に成功したものの、成長の大幅な回復は見込めず、経済停滞のリスクは高まっているとの認識も示した。
市場は今月30日のECB理事会で中銀預金金利が3%に引き下げられとの見方を完全に織り込んでおり、年末までに2%になるとみている。
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