［上海　１７日　ロイター］ - 中国人民銀行（中央銀行）傘下の中国銀行間市場交易商協会（ＮＡＦＭＩＩ）は１７日、投資家の金利リスク管理や、金利管理メカニズムの改善に向けて、変動利付債市場を促進すると発表した。

中国当局は国債市場「バブル」を懸念し市場の安定化に取り組んでいる。

ＮＡＦＭＩＩは、指標金利に連動する変動利付債は高い成長可能性を持ち、「債券市場の金利リスク管理でさらなる選択肢を提供できる」と指摘。「中国の金利管理メカニズムを改善する上で積極的な役割を果たすこともできる」と述べた。

ＮＡＦＭＩＩによると、変動利付債の成長促進に向け１６日に市場参加者との会合を開催し、人民銀行が指針を提示した。債券発行体、投資家、仲介業者などの参加者は、変動利付債市場を積極的に発展させると約束したという。