日本商工会議所の小林健会頭は１６日の記者会見で、中小企業の賃上げ率について「今年も昨年に近いものを目指す」と述べ、日商の調査で３．６２％だった前年並みの水準を２０２５年春闘の目標とする考えを示した。中小企業のうち、賃上げを実施する割合に関しては「７割近いと予測している」と語った。

一方、小林氏は中小企業の経営実態について「残念ながら二極化している」と指摘。地方の小規模事業者と比較的規模が大きい企業の格差が大きいとして、小規模企業を支援する必要性を訴えた。

【時事通信社】