- 2025/01/07 掲載
マネタリーベース、12月は前年比1.0%減 4カ月連続マイナス=日銀
Tetsushi Kajimoto
[東京 7日 ロイター] - 日銀が7日に発表した昨年12月のマネタリーベースの平均残高は、前年比1.0%減の658兆5240億円だった。国債買い入れ減額方針の下、日銀当座預金は3カ月連続で減少し、マネタリーベース全体でも4カ月連続の前年比マイナスとなった。残高の水準も前月を下回った。
内訳は、日銀当預が1.2%減の531兆8108億円、そのうち準備預金は2.2%増の479兆0268億円。紙幣は0.6%減の 122兆0250億円、貨幣は1.4%減の4兆6882億円だった。
マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計値で、日銀が供給する通貨を表す。
日銀は7月の金融政策決定会合で、国債買い入れ額をそれまでの月6兆円程度から、2026年1─3月に同3兆円に減らす方針を決めた。原則として、4半期ごとに4000億円ずつ減額する予定。
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