- 2024/12/10 掲載
NY市場サマリー(9日)株下落、エヌビディア安い ドル・利回り上昇
主要通貨に対するドル指数は0.179%高の106.14。
豪ドル/米ドルは0.82%、ニュージーランド(NZ)ドル/米ドルは0.58%、それぞれ上昇した。
中国共産党中央政治局常務委員会は来年、経済成長を支えるためにより積極的な財政政策と併せて「適度に緩和的な」金融政策を導入すると発表した。
豪ドルとNZドルは両国経済が中国に依存していることから、人民元の代理通貨として売られることが多い。
ユーロは対ドルで1.0554ドルに下落。ドル/円は0.77%高の151.235円となった。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りが上昇した。トレーダーらは、根強い物価上昇圧力が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待を減退させる可能性があるかを見極めるため、今週発表される主要なインフレ指標を待っている。
米連邦準備理事会(FRB)は12月17─18日のFOMCで25ベーシスポイント(bp)の利下げを行うと広く予想されている。しかし、FRBが引き続き利下げを続けるかどうかはインフレが鍵となる。
指標となる10年国債利回りは4.2bp上昇し4.195%。金利に敏感な2年国債利回りは2.6bp上昇し4.124%。
トレーダーらは、 反政府勢力がシリアの首都ダマスカスを制圧した後の地政学的動向にも注目している。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 主要3指数がいずれも下落して取引を終えた。週内に重要なインフレ指標の発表を控える中、半導体大手エヌビディアが下落し、テクノロジー株の重しとなった。
中国の国家市場監督管理局(SAMR)は9日、独占禁止法違反の疑いでエヌビディアの調査を開始したと発表した。これを受けて同社株は2.5%下落、情報技術セクターを0.45%安に押し下げた。
半導体大手アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)は、BofAグローバル・リサーチが投資判断を引き下げたことで5.7%下落し、フィラデルフィア半導体指数の重しとなった。
メディア大手コムキャストは9.5%安。第4・四半期にブロードバンド加入者が10万人以上減少するとの見通しが嫌気された。同社株の下げが重しとなり、通信サービスセクターは1.3%下落した。
チョコレート大手ハーシーは10.9%の大幅高。英キャドバリーを傘下に持つ食品大手モンデリーズがハーシーの買収を検討しているとの報道を受けた。モンデリーズは2.3%下落した。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 中国が金塊購入を再開したことが好感されて買いが入り、続伸した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前週末比26.20ドル(0.99%)高の1オンス=2685.80ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> シリアのアサド政権崩壊で中東情勢悪化への警戒感がくすぶる中、4営業日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値(終値に相当)は前週末比1.17ドル(1.74%)高の1バレル=68.37ドルだった。2月物は1.11ドル高の68.09ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 151.19/151.24
始値 150.49
高値 151.34
安値 150.45
ユーロ/ドル NY終値 1.0552/1.0555
始値 1.0568
高値 1.0594
安値 1.0548
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 101*27.50 1時03分
前営業日終値 102*26.00 1時02分
10年債(指標銘柄) 17時05分 100*12.50 1時00分
前営業日終値 100*25.00 0時59分
5年債(指標銘柄) 16時47分 100*07.00 0時58分
前営業日終値 100*12.75 0時58分
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*07.25 0時59分
前営業日終値 100*09.13 0時59分
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 44401.93 -240.59 -0.54
前営業日終値 44642.52
ナスダック総合 19736.69 -123.08 -0.62
前営業日終値 19859.77
S&P総合500種 6052.85 -37.42 -0.61
前営業日終値 6090.27
COMEX金 2月限 2685.8 +26.2
前営業日終値 2659.6
COMEX銀 3月限 3261.1 +102.3
前営業日終値 3158.8
北海ブレント 2月限 72.14 +1.02
前営業日終値 71.12
米WTI先物 1月限 68.37 +1.17
前営業日終値 67.20
CRB商品指数 289.0595 +2.7230
前営業日終値 286.3365
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