[３日　ロイター] - 米銀大手ウェルズ・ファーゴ（Ｗファーゴ）が西海岸カリフォルニア州サンフランシスコの本社ビルを売却する方針だ。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）が３日、事情に詳しい関係者の話として報じた。事業の軸足を東海岸に移す。

既に買い手候補と非公式な話し合いを始めており、早ければ今月中にもサンフランシスコの金融街にある社屋を売りに出す可能性があるという。

Ｗファーゴは不動産投資銀行のイーストディル・セキュアードをアドバイザーとして採用した。Ｗファーゴはイーストディルの少数株式を保有している。

Ｗファーゴ広報担当はロイターに対し、「複数年にわたる事業強化・効率化の取り組みの一環として、当行は継続的に不動産ポートフォリオを評価している」と述べた。

同行は１８５２年以来、サンフランシスコで事業を展開している。