- 2024/11/20 掲載
米ウォルマート、通期見通し再上方修正 年末商戦での底上げ見込む
連結売上高は4.8─5.1%増と予想し、従来の3.75─4.75%から引き上げた。調整後1株当たり利益も2.42─2.47ドルとし、これまでの2.35─2.43ドルから上方修正した。
年間所得が10万ドルを超える高所得世帯の伸びが目立っているほか、他の所得層でも全般的にシェアが高まっている。
ダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は「米国での店舗で販売量が増加している。店舗受け取りの増加ペースがより速く、配達はさらに増加ペースが速い」と述べた。
ウォルマートは、アマゾン・ドット・コムやターゲットなどの小売業者同様、玩具や家庭用品などの商品を値引きするなどして、例年より早く年末商戦を開始している。
第3・四半期決算(8─10月)の米国の既存店売上高は前年同期比5.3%増となり、LSEGがまとめた市場予想3.61%を上回った。
インフレの影響で2年以上も減少が続いていた一般商品を含む全カテゴリーで販売が伸びた。オンラインの総売上高は27%増と、第2・四半期の21%増を上回った。
調整後1株当たり利益は0.58ドル。市場予想は0.53ドルだった。
ウォルマートの株価は午前の取引で約3.9%上昇した。
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