- 2024/11/06 掲載
海外・市場を注視、緩和調整「不確実性低下の段階で」との声=9月日銀会合要旨
[東京 6日 ロイター] - 日銀が9月19―20日に開いた金融政策決定会合では、海外経済の不確実性が高まる中、市場変動の影響も見極めるため「当面は海外・市場動向を見守り、金融緩和の一段の調整は不確実性が低下した段階にすることが妥当だ」との意見が1人の委員から出ていたことが明らかになった。
市場との対話についても議論されたが、政策委員が想定している政策金利のパスを公表することについては賛否が分かれた。
日銀が6日、決定会合の議事要旨を公表した。同会合で日銀は、全員一致で政策金利の据え置きを決めた。
米国の景気後退懸念の急浮上などで8月上旬には市場が大きく変動、その直後に当たる9月の決定会合では、米国経済の先行きや米連邦準備理事会(FRB)の利下げ戦略を巡る不透明感について発言が相次いだ。
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